和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」
第61回例会のご報告

「お茶を楽しむ会」第61回例会が無事終了しましたのでそのご報告をいたします。



■日時:平成24年8月6日(月)午前10時〜午後5時
            8月7日(月)午前10時〜午後3時

■場所:仙台市青葉区中央 仙台市ガス局ショールーム「Gas Salon」

■主催:(社)茶道裏千家淡交会宮城支部
  共催:(社)茶道裏千家淡交会宮城支部 青年部連絡会
      学校茶道連絡協議会
      裏千家宮城学生茶道連盟

 仙台七夕まつりが今日から8日までの3日間開催されました。
青葉区一番町などを中心に約3000本の竹飾りが掲げられます。


 今年のテーマは「願い、希望、感謝」
東日本大震災から一年五ヶ月。
震災復興への祈りや願いが飾り付られているものを数多く見ることができました。

 今年も「仙台七夕茶会」が開催されました。
テーマは☆一碗に願いを☆



  ■ 床


                                    








 淡交会宮城支部前支部長 藤井黎筆           
      伊達政宗公和歌 色紙               



      あひみんと 待ちこしけふの 夕たちに        

             天の川せや せきとなるらし     

   花     槿、矢筈薄、水引      
   花入    桂籠                   







   香合    梶の葉        湖彩造





   釜     車軸釜         清光造     
   棚     春秋棚  
   水指    塩釉          昌彦造

   薄器    星座蒔絵       松雲造
   茶杓    瑞鳳寺鎌田景州老師作  銘 銀河
   茶碗    金銀彩竹紋      充造    
    替     七夕茶碗 粉引
    替    七夕茶碗 馬盥
    替    七夕茶碗        深山造         
    蓋置    仁清写  団扇透  桐鳳造         
    建水    末家焼         ひろ子造
        
   御茶    芭蕉の白        芭蕉園詰
   菓子    天の川          白松がモナカ本舗製






 
  お道具の中で一際目を引いたのが水指です。
斬新なデザインと、銀河を思わせるような輝きが内と外に繰り広げられています。焼成時に窯の中に塩を加え、ナトリウムと粘土の中の珪酸によって科学反応を起こさせ、珪酸ナトリウムというガラス質に変化し輝きを増すのだとお聞きしました。
宮城県岩沼市在住の陶芸家橋本昌彦氏の作品。


 会場内には七夕飾りが掲げられ、短冊には震災復興を願うものが数多く見られました。

 「お茶をどうぞ」

 「ちょうだいいたします」





お運びは浴衣姿の在仙各大学茶道部の皆様方。

 

 






 会場の外では今年も体験コーナーが設けられていました。初めてお茶を点てられる方、以前お茶のお稽古をされていた方など多くの皆様の参加がありました。





   

【参加会員の皆様からの感想】

 二人の孫たちと一緒に席入させてもらいました。
七夕の期間中とあってお道具の組み合わせもとても素敵なものでした。
茶券も無料というのはありがたかったです。そのぶん復興支援の義援金として出させてもらいました。
孫たちには体験コーナーでも実際にお茶を点てさせてもらいまたいただくことができ感謝しております。
来年もまた楽しみにしております。(W)

 今年の夏の楽しい思いだができました。
今回から子供茶道の方々の参加もあり感謝申し上げます。
 これまでのように毎月の例会とはいきませんが、今後三ヶ月に一回程度の例会開催を予定していきます。
多くの会員の皆様方の参加をお待ちしております。(冨樫)




第60回例会の報告はこちら

仙台分校では会員を募集しています

トップに戻る