和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」
第59回例会のご報告

「お茶を楽しむ会」第59回例会が無事終了しましたのでそのご報告をいたします。



・ 平成22年12月12日(日) 午後1時30分〜

・ 仙台市太白区 青峰堂茶室 

・ 年納め茶会

 

 
■白雲の間 

 席主    表千家  松川 湧子 氏

 床  寒山拾得図

  花入  一重切  銘 知音
  花   初嵐





   
 花入の銘が「知音(ちいん)」

 昔中国に伯牙(はくが)というお琴の名手がおり、その友人に鐘子期(しょうしき)がいたがそのたった一人の友人が亡くなり、自分の琴の音をよく理解してくれる人がいなくなったことを伯牙が嘆き悲しみ、その後二度と琴を弾かなくなったといわれている。
そのことから知音とは、自分の心をよく分かってくれる人や友人のことを「知音」というようになったと、松川先生よりご紹介をいただきました。
お茶碗も出雲、布志名焼、袖師焼などいろいろと拝見することができました。



■青山の間  

 裏千家   武山 宗文 氏
 

 床  怡然楽吾真

     


  花入    薩摩焼
  花     太神楽、土佐水木
  香合    葛屋

  棗     折りだめ 
  茶杓    春見文勝老師作   銘  古今

                




                 

 
【例会参加者からの感想】

灰形作りで有名な茶道具店が主催するお茶席。
席主の先生ご自身が楽しめるお道具組とのご紹介でしたが、それがそのまま伝わってきて座っている私達も楽しくなるものでした。
自由にご自分のお茶を楽しめる境地に達したら、それはもう仙人のお茶ですね〜。
いずれも重厚なお席で楽しむことができました。(金澤)

 武山先生のお席で私がいただいたのは岡田華渓さんの竹林に虎のお茶碗で、年男の私にとっては大変ありがたいお茶碗でいただくことができました。
今年最後のお席を存分に楽しむことができました。  (冨樫)
   

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