和の学校仙台分校準備室「お茶を楽しむ会」
第58回例会のご報告
「お茶を楽しむ会」第58回例会が無事終了しましたのでそのご報告をいたします。
・ 平成22年11月14日(日)午後2時00分〜 ・ 山形県山形市 清風荘 宝紅庵茶会 ・ 裏千家 高内 宗睦 氏 |
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久しぶりに山形清風荘での例会です。 |
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■ 寄付 寄付に入ると、棚には玄猪包が飾られていました。 |
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寄付を出ればそこは内露地。 |
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■ 濃茶席 |
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釜 筋釜 京釜 |
「神奈月時雨のあめのあしごとに我がおもふことかなへつくつく」 今日は「佳き日」、花入は餅をつくための「杵型」、いただいたのは「亥の子餅」、そして器は「四方盆」、建水の「曲」は曲水の宴を想像させてくれます。 聖上の御紋は「菊昔」、仕覆の和更紗の白がとても印象的なものでした。 「いのちつくつかさ」 「いのちつくさいわい」 優雅な儀式を見ているようなお席でございました。 赤楽でいただいた御茶は誠においしく、楽しいひとときを過ごすことができたのです。 ・薄茶席 |
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風炉先
鵬雲斎大宗匠在判 奥村吉兵衛造 |
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御茶 金輪 丸久小山園詰 |
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「八千代棚」は淡々斎のお好みで、利休好みの旅箪笥をもとに作られ、本歌には清香院様の御筆で君が代の小色紙が貼ってあることからこの名がつけられたと紹介をいただきました。 |
【例会参加者からの感想】 濃茶と薄茶を同じ流れで体験できるお茶会は、滅多にないこと。 濃茶席での出来事すべてが薄茶席につながっていて、そうと気づけばまるで謎解きのように楽しく、感動いたしました。 そして何よりお茶が美味しくて。 11月のお正月を満喫してまいりました。(金澤) 亥は陰陽五行説では水性に当たり火難を逃れるといわれ、亥の日に炉開きをし火を使っても安全であるともいわれてきました。濃茶席そして薄茶席で、その儀式に参加させてもらったような気がいたします。 帰り際、寄付に飾られていた玄猪包を改めて拝見させていただき、両のお席での温かな心に残るお土産を包んで帰ることができました。 包みに挟まれていた葉はもみじ公園の紅葉に違いありません。 高内先生との出会いと、心あたたまるおもてなしそして名器の数々、お席の様子が今でも心に焼きついてやみません。 先生にはこの場をお借りし厚く御礼申し上げます。(冨樫) |
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