和の学校仙台分校準備室「お茶を楽しむ会」
第52回例会のご報告

「お茶を楽しむ会」第52回例会が無事終了しましたのでそのご報告をいたします。



■日時 平成22年2月21日(日)10時30分〜

■場所 大崎市 祥雲閣

■主催 大崎市祥雲閣茶道連盟

■席主 裏千家 鈴木宗洋 氏






 伺った大崎市はまったく雪はなく快晴の一日でした。
席主の鈴木宗洋先生からは「お天気だけはずっと前から予約していました」とのこと。
祥雲閣の広間席は朝から大勢のお客様でにぎわいました。

 

 



 床   鎌田景州老師筆   梅花一枝香



 すべての生命が長い冬の眠りから覚める頃、梅の一枝に初めて花をつけました。寒さに耐えて咲く梅は早くも周囲に芳香を漂わせています。




 

 花     数奇屋わびすけ、土佐水木


 花入   相馬駒焼




 数奇屋わびすけの雅な色と佇まいが、春の訪れを感じさせてくれます。

 




 香合   晴れ姿


 この季節にはぴったりのかわいい香合が、床全体を明るくしてくれます。床からはまるで春の明るさやあたたかさ、甘い香り、そして子供たちの元気な声が聞こえてくるようでした。


 

  釜      干支釜
  炉縁    四君子

  棚      誰ケ袖棚
  水指    鬢盥(びんだらい)  尾戸焼
  薄器    芽張柳蒔絵中棗
  茶杓    平岡定海老師作  福来

  茶碗    波に松絵
    替    干支
    蓋置  竹すかし
    建水  阿漕焼


 お茶杓は、東大寺のお水取りの松明に使われた竹で作られたとのこと。
櫂先が少し焦げているのが分かります。

お茶杓の銘は「福来る」

                  



  御茶    五十鈴       小山園詰

  菓子    早春、しあわせかい
  菓子器   南蛮絵時代四方
         雪月花盆






 

         

(参加会員の感想)

 春を待つこの季節、明るくそして華やかなお道具が並びました。
長い間待っていた春はもうすぐそこに来ているのだと感じることができました。(中森) 

 久しぶりの祥雲閣、受付では職員の皆様方のおもてなしが本当にありがたいことです。
明るくそして広いお席で、ゆったりとお茶をいただくことができました。
華やかな雪月花盆にのせられた、しあわせかいという干菓子の銘が今も心に残ります。
鈴木宗洋先生には、写真撮影の許可並びにブログやホームページ掲載のご了解をいただきましたこと、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
またのお席にも必ずお伺いしたいと思います。(冨樫)
   
   
   

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