和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」
第50回例会のご報告

「お茶を楽しむ会」第50回例会が無事終了しました。

そのご報告をいたします。



■平成22年1月31日(日)午後2時00分〜

■宮城県仙台市青葉区芋沢田尻 68−2 六華窯



 今日は六華窯を訪問してまいりました。
今回は和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」第50回例会として取り組んだものです。

 

 

 私たちを出迎えてくれたのは岩井純先生。
 
玄関を入るとギャラリーがあり、テーブルの上にはたくさんの作品が並び窓の外は芝生が広がります。

 

 これまで手がけられた多くの作品が並びます。
これまで天目の独特の輝きをもった結晶の「華」を文様として意匠化し、作品の一つひとつに景色として映し出されています。

 花瓶や壷、鉢や皿そして水指や茶入れも並びます。
皿は大きなもので直径が50cm近くあるものや、小さなものではぐい呑みもあったりさまざまな色と形を楽しむことができました。
棗の梨地のような金を使った作品も並び一際目をひきます。

 


 先生が作られたお茶碗を使って、おいしいお菓子やお薄もいただいてまいりました。
いろいろ楽しいお話をお聞きした後は作業場の見学させてもらいました。

 

 

 
 亜鉛結晶釉との掛け分けや、和紙を使っての意匠に金彩を施すことによってまったく新しい景色が作り出すことが出来るとお聞きしました。




 素焼のお皿やお茶碗などが並びます。
どのような表面の変化となって私たちを楽しまさせてくれるでしょうか。
 

 天目の釉薬は、以外にも真っ赤な色だったのには驚かされます。

 



 多くの作品の中からとても魅力的な作品に出会うことができました。



「天目釉和紙抜皿」

 青い色が菓子器の中で輝いています。
実用の美。
使ってみたくなるそして飾ってみたくなる作品です。



「彩華金彩香合」

 テントウムシのような形とコガネムシのような色の輝きです。
秋のお茶事などにはぴったりの色合いと姿。
品格や存在感のある作品で、言葉では言い表わせないほどの素敵な作品でした。

 

「結晶釉ぐい呑み」

 直径6cmほどの小さな作品です。
帰ってからさっそくお酒を注いでいただいてみました。
冷たい酒で飲んでみると一層味が冴え渡ります。


 

 今回の例会開催にあたり、岩井先生にはお忙しい中お時間をいただきましたこと、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
韓国のお茶の状況や作陶状況、イタリアのフィレンツェで開催された「宮殿の職人展」などのお話、これからの作品に対する意気込みなどもお伺いすることができました。

 今年の5月、昨年に引き続きイタリアで作品を発表されるとお聞きしました。
岩井先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
どんなお席で先生の作品に出会うことができるのか今から楽しみでございます。





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